水害に備えて知っておきたい!車の浸水を防ぐ方法と被害後のチェックポイント
近年は、短時間に激しい雨が降るゲリラ豪雨や台風による大雨など、車の浸水につながる水害が身近になっています。
「自分の車は大丈夫」と思っていても、駐車場所や道路の状況によっては、想像以上に水位が上がることがあります。
また、車が水に浸かった場合は、水が引いた後の行動にも注意が必要です。見た目に大きな異常がなくても、すぐにエンジンをかけるのは避けなければなりません。
今回は、水害が起こる前にできる備えと、万が一車が浸水した際に確認したいポイントを紹介します。
1. 浸水を防ぐには「駐車場所」が重要
車の浸水対策として、まず考えたいのが駐車する場所です。
大雨が予想されるときは、河川の近くや周囲より低い場所、地下駐車場などをできるだけ避けましょう。立体交差のアンダーパスや低地は、短時間の雨でも水が集まりやすい場所です。
自宅の駐車場であっても、過去に水が溜まったことがある場合は注意が必要です。天気予報だけでなく、自治体が公開しているハザードマップなども参考にして、浸水の可能性がある場所を把握しておきましょう。
ただし、立体駐車場や高台であっても、必ず安全とは限りません。周囲の道路が冠水すると移動できなくなることもあるため、早めの判断が大切です。
2. 大雨の前に確認しておきたい車の備え
水害への備えは、雨が降り始めてからでは間に合わないことがあります。
大雨や台風が近づいているときは、車を移動できる場所があるか、避難経路が確保されているかを事前に確認しておきましょう。
また、車内には緊急時に必要なものを準備しておくと安心です。
- 懐中電灯
- モバイルバッテリー
- 飲料水
- タオル
- 雨具
- 緊急脱出用ハンマー
特に緊急脱出用ハンマーは、車内に閉じ込められた場合に窓ガラスを割って脱出するための道具です。収納場所が分からなければ、いざというときに使えません。運転席から手の届く場所など、家族も含めて確認しておきましょう。
3. 冠水した道路には「進入しない」が基本
運転中に大雨に遭遇した場合、最も重要なのは、冠水した道路へ無理に進まないことです。
水面だけを見ても、実際の深さや道路の状態は判断しにくいものです。路面に穴が開いていたり、マンホールのふたが外れていたりする可能性もあります。
特にアンダーパスや高架下、河川・海岸付近など、周囲より低い場所は避けて迂回しましょう。
JAFの冠水路走行テストでは、同じ水深でも速度が高いほど水を巻き上げやすく、エンジンルームへの入水につながることが確認されています。ただし、テスト結果は限られた条件でのものであり、実際の災害時に安全に走行できる水深を保証するものではありません。
「少しだけなら通れるかもしれない」と考えず、危険を感じた時点で別の道を選ぶことが大切です。
4. 車が浸水したら、まずエンジンをかけない
万が一、車が浸水してしまった場合は、水が引いた後もすぐにエンジンを始動しないでください。
エンジン内部に水が入っていると、始動操作によって大きな損傷につながるおそれがあります。また、電装系のショートや感電、漏電による火災の危険も考えられます。
JAFも、浸水した車両は点検が終わるまでエンジンをかけず、ロードサービスや販売店へ相談するよう案内しています。
水が引いたからといって「もう大丈夫」と判断せず、まずは車から離れて安全を確保しましょう。
5. 浸水後に確認したいチェックポイント
車が水に浸かった後は、無理に動かそうとせず、専門業者による点検を依頼することが基本です。
そのうえで、状況を伝えるために、次のような点を確認しておくとよいでしょう。
・どこまで水に浸かったか
タイヤの下部だけなのか、車内の床面まで水が入ったのか、シート付近まで達したのかによって、必要な確認内容は変わります。
可能であれば、水位が分かる写真を撮っておくと、点検時の参考になります。ただし、危険な場所へ近づいて撮影する必要はありません。
・車内に水や泥が入っていないか
フロアマットやシートの下、トランクなどに水や泥が残っていないかを確認します。
泥や汚れが見える場合でも、電装部品の状態を自分で判断するのは難しいため、分解や通電確認は専門業者に任せましょう。
・電装系に異常がないか
ライトやメーター、パワーウインドウなどに異常が出ていても、繰り返しスイッチを操作するのは避けたほうが安全です。
浸水車両では、電気系統のトラブルが後から発生する可能性もあります。
特に海水に浸かった場合は、塩分による腐食にも注意が必要です。
6. ハイブリッド車・電気自動車も油断は禁物
「電気自動車ならエンジンがないから浸水しても問題ない」と考えるのは危険です。
車種によって構造は異なりますが、ハイブリッド車や電気自動車にも高電圧の電装部品が使われています。浸水した場合は、感電やシステム異常のリスクがあるため、むやみに触らないようにしましょう。
JAFの冠水路テストでも、EVを含む複数の車種で浸水時のシステムエラーが確認されています。燃料車か電動車かにかかわらず、水害時は専門家による確認が必要です。
7. 浸水後の車は「見た目」だけで判断しない
水が引いた後、車の外観がきれいに見えても、内部まで問題がないとは限りません。
エンジンや電装系、ブレーキなどは、外から見ただけでは状態を確認できない部分です。浸水した車をそのまま使用すると、走行中に不具合が発生する可能性もあります。
そのため、浸水の程度にかかわらず、専門業者に状態を確認してもらうことが重要です。
修理できる部分がある一方で、浸水の範囲や車両の状態によっては、修理方法を慎重に検討する必要があります。まずは車の状態を正確に把握し、そのうえで今後の対応を考えましょう。
まとめ
車の浸水を防ぐためには、災害が起こる前から駐車場所や避難経路を確認しておくことが大切です。
- 浸水しやすい低地や地下駐車場を避ける
- 大雨の前に車を移動できる場所を考えておく
- 冠水した道路には無理に進入しない
- 浸水した車はエンジンを始動しない
- 水位や浸水範囲を確認して専門業者へ相談する
- 電気自動車やハイブリッド車も自己判断で触らない
- 外観だけで安全と判断しない
水害はいつ発生するか分かりません。普段から備えておくことで、愛車を守るための判断がしやすくなります。
また、万が一浸水してしまった場合は、焦って動かそうとせず、安全を確保したうえで専門家に相談しましょう。
柏市のフジタ自動車では、浸水してしまった車について、状態を確認したうえで必要な点検や修理についてご相談いただけます。
「水が入ったけれど、どこまで確認すればよいか分からない」「エンジンをかけてよいか不安」「修理して乗り続けられるか知りたい」といった場合も、自己判断で使用せず、まずはご相談ください。
浸水の範囲や車両の状態を確認し、今後の対応について分かりやすくご案内します。
柏市・松戸市・逆井周辺で、愛車の浸水や水害後の点検についてお困りの方は、ぜひフジタ自動車へお気軽にご相談ください。

